■今月の気になるニュース【介護の備えについて③】
介護の現状は・・・2000年に介護保険制度が創設されて以降、この介護保険の総費用がわずか10年間たらずで倍増しました。他人ごとではない「介護」について今月はお知らせしていきます。
「そのことを知っていたら・・・」を未然に防ぎましょう。
■認知症の予防と備え
認知症の大部分を占めるアルツハイマー型、脳血管性認知症は≪生活習慣≫との関連があるとされています。
弊社でも参画している国民運動【スマート・ライフ・プロジェクト(http://smartlife.go.jp/about)】でも人の手を借りずに生活のできる健康寿命をのばすための呼びかけを行っています。
・毎日10分の運動をプラス
・1日あと70gの野菜をプラス
・禁煙でタバコの煙をマイナス
・健診・検診で定期的な健康チェック
生活習慣は≪継続は力なり≫です!!
また、ご親族の中で『何か兆候を感じる方』がいらっしゃる場合は、早めに病院にかかることも重要です。
認知症の予備軍である『認知障害』のうちに医師の指導による適切なトレーニングを受けることで4人に1人は進行を食い止め健常者に戻るというデータもあります。
参照 政府広報オンライン(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201308/1.html)
■家族信託について
「家族信託」とは、一言でいうと『財産管理の一手法』です。
資産を持つ方が、特定の目的(例えば「自分の老後の生活・介護等に必要な資金の管理及び給付」等)に従って、その保有する不動産・預貯金等の資産を信頼できる家族に託し、その管理・処分を任せる仕組みです。いわば、「家族の家族による家族のための信託(財産管理)」と言えます。
家族・親族に管理を託すので、高額な報酬は発生しません。したがって、資産家のためのものでなく、誰にでも気軽に利用できる仕組みです。
弊社は一般社団法人家族信託普及協会(http://kazokushintaku.org/)の専門士が在籍しています。
《家族信託の代表的なメリット》
- 後見制度に代わる柔軟な財産管理を実現できます。
- 成年後見制度(法定後見・任意後見)は、負担と制約が多い!
- 毎年の家裁への報告義務の負担。
資産の積極的活用や生前贈与、相続税対策ができない。 - 元気なうちから資産の管理・処分を託すことで、元気なうちは、本人の指示に基づく財産管理を、本人が判断能力を喪失した後は、本人の意向に沿った財産管理をスムーズに実行できます。加えて、積極的な資産運用・組替え(不動産の売却・買換・アパート建設等)も、受託者たる家族の責任と判断で可能となります。
- 法定相続の概念にとらわれない“想い”に即した資産承継を実現できます。
- 通常の遺言では、2次相続以降の資産承継先の指定不可!
- 2次相続以降の資産承継者の指定が可能!
- 【例】“長子承継”が難しい地主・経営者のケース
- 不動産の共有問題・将来の共有相続への紛争予防に活用できます。
- 共有不動産は共有者全員が協力しないと処分できない。
将来、兄弟が不動産を共同相続してしまうと同様の問題が生じる。 - 共有者(又は共同相続人)としての権利・財産的価値は、平等を実現しつつ、管理処分権限を共有者の一人に集約させることで、不動産の“塩漬け”を防ぐことができる!
- 共有不動産は共有者全員が協力しないと処分できない。
保険カンパニー(株式会社吉野エージェンシー)では、企業経営者・個人の介護・認知症への備えや相続・家族信託を検討している方のご相談が可能です。相談先は当社または当社提携先(相続相談窓口)、内容によっては弊社士業ネットワークをご利用いただけます。
もちろん秘密厳守ですので沼津・三島・裾野・御殿場など静岡県東部の介護・認知症への備えのご相談は当社までご連絡ください。
ご自宅や事務所への訪問・弊社店舗(予約制)への来店相談も可能です。
学園通り店 杉山